アスカ設備研究所

遮熱施工(トップヒートバリアー)

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遮熱施工 Q&A

熱の伝わり方とは?
(熱移動の三要素)
伝導熱・・・ボードや金属等個体を伝わる熱
対流熱・・・空気等気体の流れによって伝わる熱
輻射熱・・・太陽光のように1点から一直線上に放射される熱線で物体に当たり熱を発するものです。
    X線、紫外線、可視光線、遠赤外線、電波等電磁波の総称です。
輻射熱をカットすると?
真夏、日陰に入ると涼しいのは、太陽からの輻射熱をカットしているからです。
気温は涼しいところで測るので外も内も一緒ですが、建物や木が輻射熱をカットしてくれるので涼しく感じます。
このトップヒートバリアーは輻射熱を97%反射し超日陰を作ります。
電磁波(輻射熱)を利用した場合は?
電子レンジに魚を入れて焼く場合、スイッチを入れない限り魚は焼けません。
スイッチを入れると、電磁波が魚の水分等に当たり熱を発し、魚が焼けます。
このとき周囲の空気は温まりません。あくまでも物に当たって発熱するのものが輻射熱です。
日本における主な省エネ材は?
代表的なものが断熱材です。
ガラス繊維、ウレタンの断熱がよく使われています。
しかし、これらは熱の吸収材90%以上の熱を吸収してしまいます。
吸収された熱は暖かい方から冷たい方に熱移動しますから、やがて室内に侵入してしまいます。
冬はこの逆で、室内の熱が外に逃げてしまします。断熱材で防げるのは、5~7%程度しかありません。
エアコンは殆ど不要といっていますが
輻射熱が体に当たらないと体自体が熱せられないので暑さを感じません。
たとえ室温が30℃なっても体温36.5℃より低いわけですから暑さを感じません。
外出して帰ったら非常に暑かったなどの時は、エアコンをかければあっという間に室内が涼しくなります。
冬場はどうなりますか?
絶対温度の0度は、-273℃です。
それ以上は全て熱エネルギーを持っていると考えれば良いのです。
トップヒートバリアーは、外側からくる冷気は97%外側に反射させてしましますし、室内の輻射熱は室内側に97%反射させます。
従いまして、わずかな熱源があれば室内は温かくなるということです。
床下も効果ありますか?
熱は温かい方から冷たい方に移動します。
従って、床暖房は床下を暖めているようなものです。
下側に行く熱を遮断すると、電気使用量が抜群に減少します。
金属は元々熱を伝えやすいのでは?
金属に直接熱を伝えると伝導熱として伝わります。
しかし一定の距離をおくと輻射熱を反射させます。このとき、金属表面温度は熱くなりません。
家畜にも良いのですか?
肉用動物の体重増加に及ぼす著しいストレス原因として、ブラックグローブ現象と呼ばれるものがあります。
遮熱により牛乳生産では10%の増加、受胎率25%増も知られています。
ブロイラーでは、体重当たりの餌の交換率が15~40%アップするとのことです。
遮熱塗料との違いは?
遮熱塗料は、反射領域が狭いこと、そして反射率が60~80%と低いので効果は今一つというところです。
また素材と屋根材の熱膨張の違いで割れてひびが入ることもあります。
更に最大の違いは、5~10年程度で再施工する必要があり、長期にみると多くの費用がかかる事になります。
しかも施工費も高いのが欠点です。
遮熱材は、工事費も安くしかも効果は半永久ですから、イニシャルコストもランニングコストも安いというわけです。

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